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Claude Code 最新情報まとめ(2026-05-17)— /radio・/insights・バックグラウンド設定継承

今週は派手なエンジン系アップデートよりも「使い心地が良くなる」系のアップデートが目立つ。その中でもっとも話題になったのは /radio — ターミナルに lo-fi ラジオを内蔵するという誰も予想していなかった機能。


1. /radio — Claude FM でコーディング中に BGM を流せる

Anthropic 公式の組み込みコマンドとして code.claude.com のコマンドリファレンスに掲載されている。

/radio

実行すると Claude FM(Anthropic が管理する lo-fi ラジオ)がデフォルトブラウザで開く。コンセプトは「思考と実装のための音楽」。

SSH などブラウザがないリモート環境で実行すると、ストリーム URL がシェルバッファに出力されるので mpvffplay でローカル再生できる。

# リモートで URL が出力された場合の例
mpv https://stream.claude.fm/lofi

5月8日に公式 @ClaudeDevs アカウントが「/radio」とだけ投稿し、X(旧 Twitter)で大きく拡散した。「コーディングツールがルーフィー BGM チャンネルを先に出した」というリアクションが多かった。

「LoFi Girl より先に Anthropic がやった」 — @alex_prompter

なお github.com/anthropics/claude-code/issues/57682 では「live recording not available」と表示されるケースの報告もあるため、配信状況は時間帯によって変わる可能性がある。

参考: Claude Code May 2026 Release Notes | X: @shota7180


2. /insights — 自分のコーディングセッションを分析するレポート

/insights は隠しコマンドとして実装されていたが、5月に広く知られるようになったコマンド。

何をするか

過去 30 日分のセッション履歴(~/.claude/ に蓄積)を解析し、インタラクティブな HTML レポートを生成する。

レポートに含まれるもの:

/insights

プライバシー面

解析はすべてローカルで完結し、Anthropic には何も送信されない。生成されるレポートも端末内に保存されるだけ。

推奨頻度:月 1 回

改善提案から CLAUDE.md のルールやカスタムスキルを作るのが実務的な使い方。

最近(5月)は Windows で /insightsEBUSY エラーでクラッシュするバグが修正された。

参考: /insights: The Command That Analyzes How You Code with Claude | Hacker News スレッド


3. スピナーがアンバーに変わる — 「まだ動いてます」サイン

地味だが気付くと便利な UX 改善。

長い思考タスクの途中で、ターミナルのスピナーが 10 秒後にアンバー(琥珀色)に変わるようになった。

⠋ thinking...  ←  起動直後は白/グレー
⠙ thinking...  ←  10秒後にアンバーに変わる

これまでは「止まっているのか考えているのかわからない」という体験が多かったが、アンバーになると「まだ作業中」というシグナルになる。Opus 4.7 の高 effort タスクや大規模なコード生成をバックグラウンドで走らせるときに特に助かる。


4. /bg がフラグ・設定を継承するようになった

/bg(または ←←)でバックグラウンドセッションを起動するとき、元セッションの設定が引き継がれるようになった。

継承されるようになったもの

フラグ内容
--mcp-configMCP サーバー設定
--settings設定ファイルパス
--add-dir追加ディレクトリ
--plugin-dirプラグインディレクトリ
--strict-mcp-configMCP 設定の厳格モード
パーミッションモードauto / default 等
--allow-dangerously-skip-permissions再起動後も保持

以前はバックグラウンドセッションを開始するたびにパーミッションモードがデフォルトに戻ってしまい、「auto で動いてるつもりが実は都度確認が走っていた」というトラブルがあった。これで /bg ワークフローが格段に楽になる。

参考: Claude Code Updates by Anthropic - May 2026 | Releasebot


5. claude project purge — プロジェクト状態を一括削除

新しい CLI サブコマンドが追加された。

claude project purge [path]

削除されるもの:

主なフラグ:

# 何が消えるかを確認してから実行(推奨)
claude project purge --dry-run

# 確認なしで削除
claude project purge -y

# すべてのプロジェクトを削除
claude project purge --all

# インタラクティブに選択
claude project purge -i

ディスク容量の節約や、機密プロジェクトのクリーンアップ、別のマシンに移行する前の整理に使える。--dry-run を必ず先に実行して確認するのが安全。


6. CLAUDE_CODE_ENABLE_GATEWAY_MODEL_DISCOVERY — ゲートウェイのモデル一覧を /model ピッカーに表示(オプトイン)

ANTHROPIC_BASE_URL を Anthropic 互換ゲートウェイに向けている場合、ゲートウェイ側の /v1/models エンドポイントからモデル一覧を取得して /model ピッカーに表示できる。

export ANTHROPIC_BASE_URL=https://your-gateway.example.com
export CLAUDE_CODE_ENABLE_GATEWAY_MODEL_DISCOVERY=1
claude

v2.1.126〜2.1.128 では自動有効だったが、v2.1.129 でオプトインに変更された。Kong AI Gateway、TrueFoundry、Ollama などの互換ゲートウェイ経由で Claude Code を使っているチームには役立つ設定。


今日のまとめ

トピック要点
/radio + Claude FMターミナルから lo-fi BGM を起動。SSH 環境では URL を mpv などで利用可
/insights30 日分のセッション履歴を分析、CLAUDE.md 改善提案を生成
スピナーがアンバーに10 秒後に変色 → 「まだ考えてます」サイン
/bg の設定継承MCP 設定・パーミッションモードなどを引き継ぎ
claude project purgeプロジェクト状態を一括削除(--dry-run 推奨)
ゲートウェイモデル探索CLAUDE_CODE_ENABLE_GATEWAY_MODEL_DISCOVERY=1 でオプトイン

今週は「毎日使う人の小さなストレスを減らす」系のアップデートが多い印象。特に /bg の設定継承と /insights は使ってみると思ったより便利なはず。


Sources:


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