Skip to content
業務OS Lab
Go back

Claude Code 最新情報まとめ(2026-05-12)— Agent View 登場・/goal コマンド・worktree.baseRef 設定

v2.1.139 が昨日(5/11)リリースされ、Agent View という大きな機能が Research Preview として公開された。複数セッションを並走させる「マルチエージェント開発」を本格的にサポートするための管理ダッシュボードだ。それに合わせて /goal コマンドも追加され、Claude が条件を達成するまで自律的に作業を続ける仕組みが整った。

今日はこの v2.1.139 の新機能を中心に、ここ数日の更新(v2.1.133〜v2.1.139)をまとめて紹介する。


1. Agent View(Research Preview)— claude agents でセッション全体を俯瞰

何ができるか

# どこのターミナルからでも開ける
claude agents

Agent View は、現在進行中・入力待ち・完了済みを含むすべての Claude Code セッションを1つのリストで管理するダッシュボード。Research Preview として Pro / Max / Team / Enterprise / Claude API プランで利用可能(v2.1.139 以降)。

┌─ Agent View ─────────────────────────────────────────────────────┐
│ ● needs you   [api-refactor]   Waiting for file path — 3 min ago │
│ ● needs you   [db-migration]   Ready to apply changes — 1 min ago│
│ ◌ working     [test-suite]     Running unit tests...              │
│ ✓ done        [readme-update]  Finished — 12 min ago             │
└──────────────────────────────────────────────────────────────────┘

操作方法

操作キー
Agent View を開く任意のセッションで ← を押す / claude agents を実行
セッションを選ぶ↑↓ キー
セッションの状況確認Space
Agent View から返信返信を入力 → Enter(そのセッションに移動しなくてよい)

実務での使い方

「API リファクタリング」「テスト修正」「ドキュメント更新」を別々のセッションで並走させ、入力を求めているものだけ Agent View から素早く応答できる。セッションをアタッチして全履歴を読む必要がない分、コンテキストスイッチが大幅に減る。

注意点: バックグラウンドセッションはサブスクリプション消費あり。マシンをスリープすると停止する(クラウド実行ではなくローカル)。

参考: Agent view in Claude Code | Claude Blog / Docs: Manage multiple agents with agent view


2. /goal コマンド — 「条件を満たすまで回し続けろ」

使い方

# 例:CI が緑になるまで自動修正を繰り返す
/goal tests must pass and the CI pipeline must be green

# 例:特定のファイルが生成されるまで
/goal src/api/routes.ts must exist and export a default router

/goal完了条件を宣言すると、Claude はその条件が満たされるまでターンをまたいで繰り返し作業を続ける。人間が「次どうする?」を毎回指示しなくてよくなる。

Agent View との組み合わせ

複数セッションにそれぞれ /goal を設定 → Agent View で入力待ち状態になったセッションだけに対応する、というフローが想定されている。長時間の自律タスクを並走させるのに向いている。

参考: Claude Code v2.1.139: Agent View, Goal Setting | claude-world.com


3. worktree.baseRef 設定 — ローカルの未プッシュコミットを引き継げるように(v2.1.133)

新しい設定

// settings.json
{
  "worktree": {
    "baseRef": "head"   // "fresh"(デフォルト) or "head"
  }
}
挙動
fresh(デフォルト)origin/<default-branch> から分岐(未プッシュコミットは除外)
headローカル HEAD から分岐(未プッシュコミットを引き継ぐ)

--worktreeEnterWorktree、エージェント分離 worktree すべてに適用される。

使い場面

ローカルでいくつかコミットを積んでから「サブエージェントに別タスクを並走させたい」ときに head にしておくと、未プッシュの変更を前提として作業させられる。デフォルトの fresh はクリーンな base から始めるので、独立したタスクに向いている。

参考: Claude Code Settings - Code Docs


4. sandbox.bwrapPath / sandbox.socatPath — Linux/WSL でカスタムパス指定(v2.1.133)

// /etc/claude-code/managed-settings.json (Linux/WSL 管理者向け)
{
  "sandbox": {
    "bwrapPath": "/usr/local/bin/bwrap",
    "socatPath": "/opt/homebrew/bin/socat"
  }
}

bubblewrap(bwrap)と socat が標準パスにない環境(社内コンテナイメージ等)でも、Claude Code のサンドボックス機能を有効にできる。エンタープライズ展開時の設定自由度が増した。


5. CLAUDE_CODE_SESSION_ID が Bash ツールから参照可能に(v2.1.133)

# Bash ツール・フック内で参照できるようになった
echo $CLAUDE_CODE_SESSION_ID   # → sess_xxxxxxxx

これまでは session_id はフックの JSON 入力でしか取れなかった。今回から Bash ツールのサブプロセス環境変数としても渡される。

活用例

# セッション別にログファイルを分ける
echo "[$(date)] task done" >> ~/logs/${CLAUDE_CODE_SESSION_ID}.log

# セッション識別子を使ってアーティファクトを保存
cp output.json ~/artifacts/${CLAUDE_CODE_SESSION_ID}-output.json

複数エージェントが並走する Agent View 時代に、どのセッションのログか識別しやすくなるのは地味に重要。


6. MCP OAuth リフレッシュトークン競合の修正

複数の MCP リモートサーバーが同時にリフレッシュトークンを更新しようとすると、トークンが消失してしまうバグが修正された。

Before: 複数 MCP サーバーがある環境で毎日再認証が必要になるケースが発生
After:  並行リフレッシュでもトークンが正しく保存される

また、MCP サーバーが起動時に一時エラーを返した場合、最大3回まで自動リトライするようになった(これまではそのまま切断状態になっていた)。リモート MCP サーバーを活用している人は体感的に接続安定性が上がるはず。


今週のまとめ

トピックバージョンポイント
Agent Viewv2.1.139全セッションを1画面管理。claude agents で起動
/goal コマンドv2.1.139完了条件を宣言→条件達成まで自律継続
worktree.baseRefv2.1.133head でローカルの未プッシュコミットを引き継ぐ
sandbox パス設定v2.1.133Linux/WSL でカスタム bwrap/socat パスを指定可能
CLAUDE_CODE_SESSION_IDv2.1.133Bash ツール内で参照可能に
MCP OAuth 修正最近複数サーバー並行リフレッシュのバグ修正・3回自動リトライ

Agent View と /goal の組み合わせで、「複数タスクを並走させて、入力が必要なものだけ対応する」というワークフローが現実的になってきた。次のイベントは Code with Claude London(5/19)


Sources:


Share this post on:

この記事が参考になったら

非エンジニアがAIで業務を自動化する実験を毎日記録しています。


前の記事
Claude Code 最新情報まとめ(2026-05-13)— v2.1.140・PostToolUse 全ツール対応・/skills 検索ボックス
次の記事
Claude Code 最新情報まとめ(2026-05-11)— Ctrl+R 全プロジェクト検索・$CLAUDE_EFFORT・プラグイン1.5万超え