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Claude Code 最新情報まとめ(2026-05-13)— v2.1.140・PostToolUse 全ツール対応・/skills 検索ボックス

昨日(5/12)の Agent View・/goal 記事に続いて、同日リリースされた v2.1.140 の内容と、ここ数日の細かい改善をまとめる。地味だが実務でじわじわ効く更新が多い。


1. subagent_type の大文字・区切り文字を気にしなくてよくなった(v2.1.140)

何が変わったか

Agent ツールで subagent_type を指定するとき、これまではケバブケース(code-reviewer)の完全一致が必要だった。v2.1.140 からは大文字小文字・ハイフン・スペースを無視してマッチする。

// 以前は一致しなかった書き方がすべて通るようになった
{ "subagent_type": "Code Reviewer" }   // → code-reviewer に解決
{ "subagent_type": "code_reviewer" }   // OK
{ "subagent_type": "CodeReviewer" }    // OK
{ "subagent_type": "code-reviewer" }   // 従来どおり OK

なぜ重要か

LLM が Agent ツールを呼ぶとき、システムプロンプトに書かれたエージェント名と微妙に表記がズレることがある。これが原因でサブエージェントが正しく起動しない問題が散発していた。今回の修正でその原因がひとつなくなった。

参考: Release v2.1.140 · anthropics/claude-code


2. /goal サイレントハング修正(v2.1.140)

症状

// settings.json で以下のいずれかを設定していると /goal が無言で止まる問題があった
{ "disableAllHooks": true }
// または
{ "allowManagedHooksOnly": true }

/goal を使い始めたのにターンが進まない・何も起きない、というケースはこれが原因だった可能性がある。v2.1.140 で修正済み。


3. claude --bg の「接続が切れる」バグ修正(v2.1.140)

バックグラウンドサービスがアイドルで終了しようとしている瞬間に claude --bg を実行すると、connection dropped mid-request エラーが出て失敗していた。タイミング依存のバグで再現が難しかったが修正された。

また、エンタープライズ向けのエンドポイントセキュリティソフト(EDR 等)が入っている環境でバックグラウンドサービスの起動が失敗するケースも修正。起動タイムアウトを延長して対応した。


4. PostToolUse フックが全ツールのアウトプットを書き換え可能に

新しいフィールド

// hooks の返却値に updatedToolOutput を追加できるようになった
{
  "hookSpecificOutput": {
    "updatedToolOutput": "フックで書き換えた出力テキスト"
  }
}

これまで hookSpecificOutput.updatedToolOutputMCP ツールのみ対応だった。今回から Bash・Read・Edit など組み込みツールを含む全ツールでツール出力を上書きできる。

活用例

# PostToolUse フックのサンプル(Python)
import json, sys

input_data = json.load(sys.stdin)
tool_name = input_data["tool_name"]
tool_response = input_data.get("tool_response", {})

# Bash の実行結果に社内システムの補足情報を付加する例
if tool_name == "Bash":
    original = tool_response.get("output", "")
    enriched = original + "\n\n[内部ログ参照: https://internal.example.com/logs]"
    print(json.dumps({
        "hookSpecificOutput": {
            "updatedToolOutput": enriched
        }
    }))
    sys.exit(0)

sys.exit(0)

ツールの生の出力を Claude に見せる前に整形・補完・マスキングできる。CI ログの圧縮や、機密文字列のサニタイズなどに応用できる。

参考: Hooks reference - Claude Code Docs


5. /skills に検索ボックスが追加された

/skills

コマンドを実行すると一覧が出るが、スキルが増えてくるとスクロールが大変だった。今回からテキスト入力でフィルタできる検索ボックスが追加された。

┌─ Skills ─────────────────────┐
│ Filter: review_             │  ← ここに入力
├─────────────────────────────┤
│ > security-review           │
│   review                    │
│   pr-review                 │
└─────────────────────────────┘

スキルを10個以上インストールしているプロジェクトでは体感が大きく改善する。


6. MCP 関連の改善まとめ

.mcp.json 変更を再起動なしに反映

/mcp Reconnect

/mcp Reconnect コマンドが .mcp.json の変更を拾えるようになった。これまでは Claude Code を再起動しないと新しい MCP 設定が反映されなかった。

MCP stdio サーバーに CLAUDE_PROJECT_DIR が渡るように

# MCP stdio サーバーの起動スクリプト内で参照可能
echo "Project: $CLAUDE_PROJECT_DIR"

フックと同様に、MCP stdio サーバーのプロセス環境変数にも CLAUDE_PROJECT_DIR が自動で渡される。プロジェクトルートを参照したいサーバーで明示的にパスを渡す手間が省ける。

プラグイン設定で ${CLAUDE_PROJECT_DIR} が使える

// plugins.json
{
  "plugins": [
    {
      "command": "${CLAUDE_PROJECT_DIR}/scripts/my-plugin.sh"
    }
  ]
}

プラグインのコマンドパスにプロジェクトルートの変数が使えるようになり、絶対パスのハードコードが不要になった。

参考: Claude Code Updates by Anthropic - May 2026 | Releasebot


今週のまとめ表

トピックバージョン要点
subagent_type マッチングv2.1.140大文字小文字・区切り文字を無視して解決
/goal ハングバグ修正v2.1.140disableAllHooks 設定時のサイレントハングを修正
claude —bg バグ修正v2.1.140アイドル終了タイミング・EDR 環境での起動失敗を修正
PostToolUse 全ツール対応最近MCP 限定だった updatedToolOutput が全ツールに拡張
/skills 検索ボックス最近スキル一覧をテキストフィルタで絞り込み可能
/mcp Reconnect最近.mcp.json 変更を再起動なしに反映
CLAUDE_PROJECT_DIR最近MCP stdio サーバー・プラグイン設定でも参照可能

Agent View と /goal で「マルチエージェント並走」の基盤が整った翌日に、サブエージェントのマッチングやバックグラウンド実行の信頼性が上がるバグ修正が来た形。実用段階に向けて着実に固まってきている。


Sources:


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